結納で男性が用意するもの

結納で男性が用意するものについての注意点

結納は、結婚を前に両家が結びつく重要な儀式です。男性が結納で用意するものについて、以下に詳しくまとめてみました。

  1. 結納品の準備
    結納品は、婚約の証しとして取り交わす品々のことで、結納金も含まれます。一般的には9品目が正式とされますが、7品目や5品目、3品目などのケースもあります。いずれも割り切れない奇数の品目であることが決まりになっています。
  2. 結納品の形式
    結納には大きく分けて関東式と関西式があり、品数や内容についてはどちらの様式で行うかによって変わってきます。両家の地域が異なる場合、事前に「どのようなスタイルで行うか」を擦り合わせておくのが大切です。
  3. 結納品の意味
    各結納品にはそれぞれ夫婦円満や子孫繁栄、長寿への願いが込められており、縁起の良い漢字が当てられている品も多くあります。
  4. 結納金の準備
    結納金の相場は100万~150万円未満で、全国平均は94万9000円です。一般的な相場から外れた金額(多すぎる・少なすぎる)になるようであれば、女性側にさりげなく伝えた上で持参するほうがスムーズです。
  5. 結納返しの準備
    結納返しとは文字通り結納品に対するお返しで、品物とお金を贈るのが本来の形です。関東では結納金の半額を返す「半返し」、関西では1割程度の金額を返すのが一般的とされています。
  6. 婚約記念品の準備
    婚約の記念に贈る品のことで、男性から女性に贈るのは婚約指輪が一般的です。女性から男性への婚約記念品は、腕時計やスーツが人気です。
  7. 結納の日取り・場所・食事代の負担・服装の決定
    結納の日取りは両家全員の都合を踏まえ、ふたりが中心になって決めるとスムーズです。場所も日程同様、両家の親たちの意向を確認した上で決めます。飲食代の費用負担は、女性宅で行う場合は女性側が持つのが一般的だが、自宅以外で行う場合は折半というケースも多いです。服装については、「どちらかが正装で、もう一方が略装だと気まずい思いをするので、事前に両家で話し合いをし、両家の服装の格を合わせるといいでしょう」。
  8. 手土産の準備
    相手側に渡す手土産は、「切れる」などが連想されるような物や日持ちのしない品物はふさわしくありません3。相場は3000~5000円程度です。

以上が結納で男性が用意するものについての注意点です。結納は両家が結びつく大切な儀式なので、しっかりと準備をしてスムーズに進行させましょう。お二人の新しい門出を心から祝福します。